高齢化が進む日本では、高齢者向けの施設の普及にも力を注いでいて、それに伴ってそこで要介護者のケアを行なう介護スタッフの需要もますます高まっているのが現状です。
そのため、事業所や施設では常に求人募集を実施し、ほかの業種に比べて就職先や転職先が見つけやすいとも言われています。
介護スタッフの活躍の場は、老人ホームといった施設のほかにも病院やデイサービスなどとさまざまです。
施設の中には、ケアハウスというのがあることはご存知でしょうか?
ケアハウスとは、家庭環境や住宅事情などの理由で居宅で生活することが困難な高齢者の方を対象に、比較的安い料金で入所できる、日常生活上必要な便宜を供与している施設のことをいい、軽費老人ホームとも呼ばれています。
1988年に制度化され、生活相談や入浴および食事サービスを提供し、車いすでも生活ができるように配慮されていています。
ケアハウスには一般型と介護型があります。
一般型の場合は介護度が上がると入居を続けられなくなり、要支援や自立した生活ができる利用者もいることから、ほかの施設よりも介護スタッフの介護ケアの仕事の負担が少ないのがメリットです。
負担が少ないため、介護未経験者の初めての職場として適しています。
詳しくは『高齢者が「らしく」暮らせる場所』に載っているのでご一読ください。
介護型の場合は、介護度が上がったりしてもそのまま入居できるため、入居者の出入りが少なく同じ方を継続的に介護ケアできます。
幅広く経験が積めるため、経験を積んでスキルアップしたい方にお勧めの職場です。
また、介護の仕事のほかにも、入居者と一緒に楽しむレクリエーションも行なうのも特徴のひとつなので、レクリエーション好きな方にはピッタリの職場といえるでしょう。